macOS/iOS API解説

iOS , Mac アプリケーション開発のために使われる主要フレームワークの日本語情報です。2010年代に書かれた内容です。今後更新はありません。

目次

NSConditionクラス

INDEX>Foundation>NSCondition

apple(mac)
apple(iOS)

解説

継承 NSObject
準拠 NSLocking
NSObject (NSObject)
フレームワーク /System/Library/Frameworks/Foundation.framework
使用可能 Mac OS X v10.0以降,iOS 2.0以降
定義 NSLock.h

概要

POSIXで条件変数と呼ばれる動作を行います。

ロックの待機

シグナルが送られるまで現在のスレッドをブロックするには(– wait)メソッドを使用します。シグナルが送られるか、指定の日時まで現在のスレッドをブロックするには(– waitUntilDate)メソッドを使用します。

スレッドを待つシグナル

シグナルを送信するには(– signal)メソッドを使用します。シグナルを送信する前には必ずlockをする必要があります。
待機中の全てのスレッドを動かすには(– broadcast)メソッドを使用します。待機中のスレッドがなければ何もしません。

アクセッサメソッド

条件オブジェクト(NSCondition)に名前をセットするには(– setName:)メソッドを使います。条件オブジェクトの名前を取得するには(– name)メソッドを使用します。

適合するプロトコル

メソッド

ロックの待機
– wait 10.5 2.0 シグナルが送られるまで現在のスレッドをブロックする
– waitUntilDate 10.5 2.0 シグナルが送られるか、指定の日時まで現在のスレッドをブロックする
スレッドを待つシグナル
– signal 10.5 2.0 シグナルを送信する
– broadcast 10.5 2.0 待機中の全てのスレッドを動かす
アクセッサメソッド
– setName: 10.5 2.0
– name 10.5 2.0

サブクラス化の注意