macOS/iOS API解説

iOS , Mac アプリケーション開発のために使われる主要フレームワークの日本語情報です。2010年代に書かれた内容です。今後更新はありません。

目次

NSWorkspaceクラス

INDEX>AppKit>NSWorkspace

ワークスペースのクラス
継承 NSObject
準拠 NSObject (NSObject)
フレームワーク /System/Library/Frameworks/AppKit.framework
使用可能 OS X 10.0以降
定義
インポート文 @import AppKit;

NSWorkspace Class Reference

概要

アプリケーションからFinderが行うサービスを実行します。
ファイルを開く、指定したアプリケーションでファイルを開く
指定したアプリケーションを起動する
ファイルを複製、ゴミ箱に移動、Finderで表示
ファイルのUTI情報の取得・操作
ファイルの種類の取得(パッケージか)
デバイス情報の取得
デスクトップ画像の管理
スポットライト検索
ファインダラベル
などの操作をすることが出来ます

メソッドとプロパティ

共有NSWorkspaceインスタンスへのアクセス

sharedWorkspace
  ワークスペースが通知する通知センターを返します 10.0-

NSWorkspace 通知センターへのアクセス

notificationCenter
  ワークスペースが通知する通知センターを返します 10.0-

ファイルを開く

openURL:
  指定したURLをブラウザで開きます。10.0-(10.6-スレッドセーフ)
openFile:
  指定したファイルを初期設定のアプリケーションで開きます 10.0-(10.6-スレッドセーフ)
openFile:withApplication:
  指定したファイルを指定したアプリケーションで開きます 10.0-(10.6-スレッドセーフ)
openFile:withApplication:andDeactivate:
  指定したファイルを、指定したアプリケーションで開きます、(オプション、アクティブ・非アクティブ)
openFile:fromImage:at:inView:
  指定したファイルを初期設定のアプリケーションで開きます。現在このメソッドの使用は推奨されていません。openFile: を使用します。

アプリケーションの操作

launchApplication:
  アプリケーション名を指定して起動します 10.0-(10.6-スレッドセーフ)
launchApplication:showIcon:autolaunch:
  アプリケーション名を指定して起動します、このメソッドの使用は現在推奨されていません 10.0-(10.6-スレッドセーフ)
launchApplicationAtURL:options:configuration:error:
  指定したオプションでアプリケーションを起動します 10.6-
hideOtherApplications
  他の全てのアプリケーションを隠します 10.0-

ファイルの操作

duplicateURLs:completionHandler:
  指定したファイル(複数可)を複製します。10.6-
recycleURLs:completionHandler:
  URLで指定したファイルをゴミ箱に移動します 10.6-
performFileOperation:source:destination:files:tag:
  ファイル操作を実行します(移動、コピーなど)10.0-
activateFileViewerSelectingURLs:
  Finderで指定したファイルを選択・表示します。10.6-
selectFile:inFileViewerRootedAtPath:
  指定ファイルをFinderで表示します 10.0-

UTI情報の操作

typeOfFile:error:
  指定されたファイルのUTIタイプを返します10.5-
localizedDescriptionForType:
  UTIタイプの説明 10.5-
preferredFilenameExtensionForType:
  UTIに基づいた優先の拡張子を返します 10.5-
filenameExtension:isValidForType:
  指定した拡張子がUTIタイプに適合するかどうかを返します 10.5-
type:conformsToType:
  あるUTIタイプは別のUTIタイプに包含されるかを返します 10.5-
URLForApplicationWithBundleIdentifier:
  バンドルIDからURLを返します 10.6-

情報のリクエスト

getInfoForFile:application:type:
  パスで指定するファイルに関する情報を返します 10.0-
URLForApplicationToOpenURL:
  バンドルIDからURLを返します 10.6-
fullPathForApplication:
  アプリケーションのフルパスを返します 10.0-
getFileSystemInfoForPath:isRemovable:isWritable:isUnmountable:description:type:
  指定したファイルのあるデバイスの属性を返します 10.0-
isFilePackageAtPath:
  パッケージかを返します 10.0-
frontmostApplication
  最前面のアプリケーション 10.7-
runningApplications
  実行中のアプリケーションを返します 10.6-
menuBarOwningApplication
  メニューバーのオーナーアプリケーション 10.7-

アイコンの管理

iconForFile:
  パスで指定したファイルのアイコンを返します 10.0-
iconForFileType:
  拡張子・HFSファイルタイプでファイルのアイコンを返します 10.0-
iconForFiles:
  ファイルパスで複数のファイルのアイコンを返します 10.0-
setIcon:forFile:options:
  フルパスで指定したファイルやフォルダにアイコンをセットします 10.4-

デバイスのアンマウント

unmountAndEjectDeviceAtPath:
  パスでアンマウントして、デバイスを排出します 10.0-
unmountAndEjectDeviceAtURL:error:
  URLで指定したデバイスをアンマウントします 10.6-

バンドルの操作

absolutePathForAppBundleWithIdentifier:
  アプリケーションバンドルの絶対パスを返します 10.3-
launchAppWithBundleIdentifier:options:additionalEventParamDescriptor:launchIdentifier:
  バンドルIDで指定したアプリケーションを起動します 10.3-
openURLs:withAppBundleIdentifier:options:additionalEventParamDescriptor:launchIdentifiers:
  指定したファイル(複数)を指定したアプリケーションで開く 10.3-

デスクトップ画像の管理

desktopImageURLForScreen:
  デスクトップ画像のある場所を返します 10.6-
setDesktopImageURL:forScreen:options:error:
  デスクトップ画像をセットします 10.6-
desktopImageOptionsForScreen:
  デスクトップ画像のオプション 10.6-

ファインダースポットライト検索の実行

showSearchResultsForQueryString:
  スポットライト検索を行い、結果を表示します 10.6-

ファインダファイルラベル

fileLabelColors
  ファイルのカラーラベル 10.6-
fileLabels
  ファイルラベル 10.6-

ファイルシステム変更のトラッキング

noteFileSystemChanged:
  パスのファイル構成が変わったことをNSWorkspaceに知らせます 10.0-

ログアウト前の追加時間の要求

extendPowerOffBy:
  パワーオフまでの時間 10.0-

定数

ファイルタイプ
  ファイルタイプの情報 10.0-10.6
Workspace 起動設定オプション
  起動オプション 10.6-
ファイル操作
  ファイル操作 10.0-
デスクトップ画像辞書キー
  デスクトップ画像辞書キー 10.6-
NSWorkspaceLaunchOptions
  起動オプション 10.3-
Volume Mounting Notification User Info Keys
  ボリュームマウントの追加情報 10.6-
NSWorkspaceDidRenameVolumeNotification User Info Keys
  リネーム時の追加情報 10.6-
NSWorkspaceApplicationKey User Info Key
  追加情報のアプリケーションキー 10.6-
Workspace icon creation options
  Workspaceアイコン作成オプション 10.4-

通知

NSWorkspaceWillLaunchApplicationNotification
  アプリケーションが起動しようとするときにポストされる通知 10.0-
NSWorkspaceDidLaunchApplicationNotification
  新しくアプリケーションが起動した時にポストされる 10.0-
NSWorkspaceDidTerminateApplicationNotification
  アプリケーションが終了するときにポストされる 10.0-
NSWorkspaceSessionDidBecomeActiveNotification
  アプリケーションがアクティブになった場合の通知 10.6-
NSWorkspaceSessionDidResignActiveNotification
  アプリケーションがアクティブでなくなった場合の通知 10.6-
NSWorkspaceDidHideApplicationNotification
  アプリケーションが隠された時の通知 10.6-
NSWorkspaceDidUnhideApplicationNotification
  アプリケーションが隠れるのをやめた時の通知 10.6-
NSWorkspaceDidActivateApplicationNotification
  アプリケーションがアクティブになった場合の通知 10.6-
NSWorkspaceDidDeactivateApplicationNotification
  アプリケーションがアクティブでなくなった場合の通知 10.6-
NSWorkspaceDidRenameVolumeNotification
  ボリューム名を変更した時の通知 10.6-
NSWorkspaceDidMountNotification
  マウントした時の通知 10.0-
NSWorkspaceWillUnmountNotification
  アンマウントしようとするときの通知 10.0-
NSWorkspaceDidUnmountNotification
  アンマウントした後の通知 10.0-
NSWorkspaceDidPerformFileOperationNotification
  ファイル操作が行われた場合に通知 10.0-
NSWorkspaceDidChangeFileLabelsNotification
  ファイルラベルが変更になった場合の通知 10.0-
NSWorkspaceActiveSpaceDidChangeNotification
  アクティブスペースが変わった場合の通知 10.0-
NSWorkspaceDidWakeNotification
  スリープから復帰した時の通知 10.3-
NSWorkspaceWillPowerOffNotification
  電源OFFしようとするときの通知 10.0-
NSWorkspaceWillSleepNotification
  スリープしようとするときの通知 10.3-
NSWorkspaceScreensDidSleepNotification
  スリープする直前の通知 10.6-
NSWorkspaceScreensDidWakeNotification
  スリープから復帰した後の通知 10.6-

NSWorkspaceAccessibilityDisplayOptionsDidChangeNotification
  表示オプションが変更された時の通知 10.10-

参照

cocoaapi.hatenablog.com

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更新時のバージョン

OS X 10.10.3
Swift1.2