macOS/iOS API解説

iOS , Mac アプリケーション開発のために使われる主要フレームワークの日本語情報です。2010年代に書かれた内容です。今後更新はありません。

目次

プロパティ

プロパティ

Objective-C2.0から使用可能


プロパティ宣言

@property (nonatomic, readonly , getter=isWorking ) BOOL working

解説

retain
 retainメッセージを送る
 retainを指定したらreleaseすることを忘れずに。
 retainかcopyかどちらか。

copy
 copyメッセージを送る
Copy元のオブジェクトにはreleaseを送ります。
 retainかcopyかどちらか。

assign(デフォルト)
 代入によって値を設定 

weak(ARC用)
 弱い参照

unsafe_unretained(ARC用)
 assignと同じ

strong(ARC用)
 retainと同じ

nonatomic
 スレッドセーフでない

atomic
 スレッドセーフである

readonly
 読み出しのみ

readwrite(デフォルト)
 読み書き

メソッド名の指定

getter=xxxxx
 ゲッタメソッドの名称

setter=xxxxx
 セッタメソッドの名称

アクセッサメソッドの自動作成

@synthesize working

実装ファイルに

@synthesize working;

を書くと
workingとsetWorking:というメソッドが自動作成されます。
カンマで区切って複数書くことが
ことができます。

プロパティ値がBOOLの場合はisXxxxといった形式が用いられますので、getter=isWorkingなどと、プロパティ名を指定することが多いです。

ドット表記

xxxx.working = YES;

サンプル

例文